こんにちは!AKI(@AKIHIRO_114 )です!
今回は私がオーストラリアワーホリで経験した海外の働き方と日本の働き方の違いをご紹介致します。
なかなか誰もが海外で働いた経験を持っている人は多くはないと思います。
そんな中で海外で簡単に働くことができ生活ができるワーキングホリデービザって非常に魅力的で素敵な制度だなと思います。
私はワーキングホリデービザを利用してオーストラリアのシドニーに1年間滞在できた経験は非常に貴重なものだと感じています。
海外で働くってすごく貴重な経験でたくさんの得られるものがあり、海外に住んでいるからこそ日本を俯瞰してみることができます。
母国を俯瞰してみるということは、日本でしか生活したことない人にも海外でしか生活したことない人にも経験できない貴重な経験です。
「日本人なんだから日本の生活が合っているに決まっている」「日本で働くより海外で働く方がなんだか楽そう」
本当にそうでしょうか。じゃあ実際はどうなのか。
日本でもオーストラリアでも東京でもシドニーでも働いた経験のある私が経験した働き方の違いや環境をご紹介致します!
ちなみにどっちが良いとかは判断しません!
日本で働いている期間の方が長いので、若干日本のことが多くなりました。笑
はじめに、
私は新卒で3年8ヶ月ほど日本で会社員を経験しワーホリ帰国後も会社員として再就職しています。
この記事の目次
日本の働き方

まず、一番最初に思い浮かぶのが【残業】ですね。
経営者からしたらなんて素敵な言葉なんでしょうかね。
下僕(私)が多少の文句を言いながらも夜遅くまでアホみたいに会社の為に働いてくれる。
当の下僕(私)は毎日満員電車に潰されながら家と会社の往復をするだけの人生。
楽しいですか?いいえ楽しくありません。
そりゃ誰だって楽しくないよね!
日本の働き方改革
「働き方改革」よく耳にすると思います。
この「働き方改革」の課題の1つに「長時間労働の改善」があります。(具体的な数字などは厚生労働省のHPを見てください)
どの企業も働き方改革に便乗して今までの労働環境を改善しようとしています。
働き方改革は良いことだと思いますが、実はほとんどの企業が働き方改革を失敗しています。厳密には失敗に気付いていません。
ほとんどの企業の働き方改革の失敗とは
では働き方改革の何を失敗しているか。
それは働く本質が変わっていないということです。
この働き方改革がただの上辺だけの小手先改革になっているわけです。
最近よく聞く企業の上辺だけの小手先改革
- 20時以降残業禁止
- パソコン20時強制シャットダウン
最近本当によく聞くようになった企業の上辺だけの小手先改革。
自分の会社がまさにそうだったのでよくわかります。
実体験①
今まで23時まで働いて終わらせていた仕事が、突然責任者の一声で20時に帰れと言われたら?
その差分3時間をどこかで埋めなくてはいけないわけですよね。
休日出勤するのか朝早く来てサービス残業するのかどちらにせよ従業員の負担は変わっていないわけです。
おかげさまで31連勤達成させて頂きました。
実体験②
20時パソコン強制シャットダウンとは裏を返せば、20時まで会社に残れと言われているようなものなのです。
経営陣には理解できないでしょうね。
特に新入社員などは仕事の量も少なく早く終わっても先輩方は20時まで張り切って仕事をするわけです。
新入社員が18時に「お先に失礼しまーす」なんて言えるわけないんですよ。
「強制的に20時まで会社に残れよ!」っていう意味合いが込められた施作が20時パソコン強制シャットダウンというものなのです!
みなし残業とは????
日本だけなんじゃないかと思うこの不思議な言葉「みなし残業」。
給料に「みなし残業代40時間含む」とかね、よく書いてありますよね。
そもそも「みなし残業」ってなんやねん。残業する前提やん。
オーストラリアに「みなし残業」という言葉はおろか概念はありません。
日本の求人票とか見ると絶対書いてありますからね。
日本の企業でみなし残業のない企業はないんじゃないですかね。
つまり「みなし残業なし」の会社を立ち上げたら日本初の会社になるわけですね!
ぜひ立ち上げましょう!
「みなし残業」をなくすという概念が今の日本の経営者にはないのだろうか。
そもそも「みなし残業」って言葉を理解して使っているのだろうか。
不思議な国だなとしみじみ思います。
日本人の働くスキルは異常に高い
この残念な働き方の文化のおかげで、日本人の働くスキルは世界でも断トツ高いと言えるでしょう。
- 勤務態度が異常に良い
- どんな案件も投げ出さずやりきる
- 上からのお願い事は全てYES
- NOという言葉を知らない
- NOという言葉を持ち合わせていない
- 朝から晩までクソミソ働ける
- 過労死できるまで働く←これすごい!
- 常に自分の限界を突破する
- 薄給でいくらでも働けちゃう
- 休みなくいくらでも働けちゃう
- 丁寧で綺麗好き
- 仕事が早い(遅いと思われてる人も海外で働いたらめちゃ早いよ)
- 悪いことあんまりしない
- 仕事中のおもてなし感半端ない
この装備を日本人のほぼ全員が持っているのだから本当にすごいと思います!
スキルが高すぎて海外でも仕事がすぐ見つかる
上記で挙げたスキルを日本人のほぼ全員が持っているのだからそりゃ海外オーナーからしたって日本人に働いてほしいと思うわけですよ。
日本人を率先して雇用している海外オーナーも多いです。
当たり前ですよね、私が雇用主だとしても日本人を絶対雇いたいですもんね。
日本で働く良いところ
育成という面で非常に丁寧。
何歳からでも未経験の人に仕事を教えてくれたり研修制度が整っている企業が多い。
海外はスキル重視で即戦力重視です。
育成という考え方があまりなく経験者以外はいらないといった考えなので、その点では日本で働くというハードルの低さが伺えます。
誰でも何でもチャレンジできる文化というのはとても良いことだと思います。
この育成や研修といった部分が何よりも海外より優れた部分だと思っています。
海外でできないことも日本だったらチャレンジできるし、日本で経験していれば海外でもその経験を生かして働くことができます!
シドニーは世界で評判の良い都市ランキング第1位

アメリカのコンサル会社が行なった調査で「行政の質」「環境」「経済発展」の3つの観点からのランキングを毎年発表しています。
そんな世界で評判の良い都市ランキング2017年のランキング1位はシドニーでした!
ちなみに3年以上シドニーがランキング1位を取得しています!
ところで我らがJAPANのランキングはというと12位という順位になりました。
オーストラリアは多国籍大国
オーストラリアにはたくさんの多国籍の方が移住しています。
街中が多国籍だらけです。
とはいえご存知の方も多いと思いますが、オーストラリアは入国審査や税関などが非常に厳しいです。(大半は申請を怠った人たちが多いですが)
そんな入国審査などが厳しいオーストラリアだからこそ、質の高い外国人を受け入れてこれたのではないでしょうか。そして永住権も取りやすかったのも良かったのではと思います。
どの国の人たちも住みやすい・働きやすい環境が整っているのがシドニーです。
具体的に言うと、シドニーだけでもその国や地域の人たちのコミュニティが存在する街があります。
中国人の街・韓国人の街・南米の街・東南アジアの街・ヨーロッパの街などなど。
色んな街で活性化が進んでいます。
永住権与えすぎて現地の人の仕事がなくなった
永住権が簡単に取得できるオーストラリアでしたが、2017年より永住権取得がかなり難しくなりました。
理由は現地のオーストラリア人が定職に就けない人が増加したからです!笑
オーストラリア人からは不満が爆発。
政府が移住者を受け入れすぎて自国民が蔑ろ(ないがしろ)にしてしまったというなんとも滑稽なお話です。
オーストラリア政府も急いで施作に取り組み、今では新規で永住権を取るのはかなり厳しくなりました。
毎年最低賃金が上がって来ている
オーストラリアの最低賃金がここ数年でかなり上がって来ています。
私が滞在していた2017年の最低時給がA$17.70(1,557円)だったものが、2018年7月現在A$18.29(1,609円)となっています。(A$1=88円で計算しています)
オーストラリア自体の物価は高いですが、高収入を得られるため住んでいる人からすればそこまで高額には感じないと思います。
オーストラリアの働き方

残業という概念がない
考え方がそもそも違くて残業する人は仕事ができない人という考え方なので、絶対にしないですね。
残業したら恥なので。
メリハリがはっきりしている
ここが勝負どころというのがわかっているので、力を出すところはしっかり仕事をして暇な時はちゃんと暇してるって感じです。
日本時は8時間労働で8時間ずっと力入れてますよね?
シドニーではそんな働き方はしません。
分業化がしっかりできている
シドニーで働く人たちはあれもこれもやりません。
「私の仕事はこれ!」って考えなので、基本的に何でもかんでもやったりしません。
もちろん頼めばやってくれますけど、基本的に自分のテリトリー内で仕事を進めます。
そして全ての業務がしっかりと分担されているので、とにかく与えられた仕事をすれば良いという部分もあります。
日本時は1人が抱えている業務量が多すぎるのがよくないです。
育成という考えがない
基本的にやりたいことを早く決めてその道の専門学校に通います。
職業訓練校が多いです。
日本人みたいにとりあえず大学に進学するとかないです。
スキル重視で雇用されるので、経験が物を言う世界です。
日本の企業のように丁寧な研修があったり1から手取り足取り教えてくれるわけではありません。
そういった部分では非常に厳しい現実を突きつけられると思います。
アルバイトですら面接ではなくトライアル
オーストラリアで仕事を見つける際は面接ではなくトライアルと言って実際に仕事を1時間くらいやって、雇用主に判断されます。
ある程度履歴書は見られると思いますが、あくまでも履歴書は参考資料。
仕事ができるかどうかを重視しています。これがスキル重視。
日本人ならスキルが高いので、経験さえあれば大半の仕事は受かりますけどね!
そもそも日本の面接制度に疑問を持っていて面接で何がわかるんだって話ですけどね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は私がオーストラリアワーホリで経験した海外の働き方と日本の働き方の違いをご紹介致しました。
日本はまだまだ働き方を模索している感じですね。まだまだ労働者が厳しい思いをするかなと。
その代わり育成制度は本当に素晴らしくて研修やOJT制度がよくできていると思います。
また、日本で働くことによってとてつもないスキルを身に付けられるし、武器(長所)がたくさん増えていくと感じます。
一度は社畜になることも大事だと思います。
なぜなら日本で社畜をやることで、自分の限界を超え続けスキルを上げ続けることができるからです。
スキルを得てから海外に挑戦も悪くないと思います。
スキルがあれば雇ってくれる。日本人であれば雇ってくれる。
外国人オーナーからの日本人の信頼は絶大であり、日本人であることが全てです!
働き方の違いはこんな感じでしょうか。
AKI
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