こんにちは!AKI(@AKIHIRO_114 )です!
今回は在シドニー日本国総領事館よりメールで届いた「オーストラリア ワーキング・ホリデー制度による渡航者へのご注意」の内容をご紹介致します。
オーストラリアでワーキングホリデーをしている方から職場やシェアハウス関連でトラブルが多発しているそうです。
多くの声が寄せられている為、注意喚起がなされました。
まずは、原文をそのままどうぞご覧下さい。
この記事の目次
シェアハウス関連 原文
ワーキングホリデーの方々から職場やシェアハウス関連のトラブルが多く当館に寄せられています。
○シェアハウス関連
・インターネット上の掲示板に入居者募集の案内があったので応募し、大家と連絡を取って敷金等を支払ったが、実際に家に行くと既に別人が居住しており、大家とも連絡がとれなくなった。
・退去時に大家から室内の家具を傷つけたと難癖を付けられ、高額な賠償を請求された。
・契約時知らされていたのと全く違う部屋に入居させられた。
・大家からセクハラされた。
・シェアメイトが断り無く私物を使ったり部屋を汚したりし、注意しても聞き入れてもらえなかった。
・ゴキブリが出るなどの不衛生な環境で、大家に訴えても相手にしてもらえなかった。
【対処法】
シドニー市内は家賃が高騰し、シェアハウスに入居するケースが多いと思われますが、入居前に必ず下見をして居住環境を確認し、できればシェアメイトと直接会ってどんな人物か把握しましょう。また大家とは契約書を交わし、またその契約の内容をしっかり把握しておきましょう。
以上が原文です。
ワーホリ準備中の方にもわかりやすいように噛み砕いて見ていきましょう。
シェアハウス関連 対策
ケース①
・インターネット上の掲示板に入居者募集の案内があったので応募し、大家と連絡を取って敷金等を支払ったが、実際に家に行くと既に別人が居住しており、大家とも連絡がとれなくなった。
この文だと「敷金」と表現されていますが、部屋探しのサイトなどではBond(ボンド)と表現されます。
日本のように多額の契約金は必要なく、家賃を週単位で計算しおおよそBondと家賃それぞれ2週間分ずつくらいを初期費用として払うものだと思って下さい。
ちなみにBondは退去時に問題がなければ返金されるものだと認識しておいて下さい。
ところで、これのケースはかなり酷いですね。正直1年シドニーにいてここまでのトラブルは聞いたことがないです。
「家はない・金は返金されない・連絡付かない」これはかなりキツイですよね。
この場合は引っ越し当日にならないとわからないのでかなり悪質です。
対策
このケースはかなり悪質でレアなケースです。
できる対策とすれば
・オーナーと同じ同居できるシェアハウスを選ぶ
・英語力に自信のない方は、無理に外国人オーナーのシェアハウスに飛び込まない
・高額なBondの請求は注意する(家賃の2週間分のところが多いです)
ケース②
・退去時に大家から室内の家具を傷つけたと難癖を付けられ、高額な賠償を請求された。
基本的にシェアハウスは家具家電付きです。オーナーが家具家電は準備しています。キッチンや風呂トイレは共同で使います。
自分が使う部屋のベッドやシーツ・枕なども基本的には準備されています。
大きいトランク持って移動したり準備したりすると部屋や家具を傷つけてしまう可能性あるので、十分注意が必要です。あくまでも他人の家を間借りしていることを忘れずに。
対策
このケースでは「退去時に難癖をつけられた」「高額な賠償を請求」と書いてあります。それらを踏まえて
・謝って何とかなりそうなら悪くなくてもひたすら謝る(もう2度と会わないでしょう)
・高額な為、給料が入ってから振り込むと言ってバックレる
・警察を呼ぶと言いビビらせる
・現地にいる日本人向けの弁護士などに相談する
・自分が女性なら男友達などを呼んで牽制する
ケース③
・契約時知らされていたのと全く違う部屋に入居させられた。
これも当日にならないとわからないので、かなり悪質な事案ですね。
まずは必ず部屋を見てから決めましょう。
入居日程の早い人を優先するような情よりもお金を優先するオーナーだったのでしょう。
そんなオーナーの元で長く住んだら、別のトラブルが発生していたかもしれませんね。
対策
・家賃や環境が全く違うのであれば、きっぱり断って別の家を探しましょう
・お部屋探しサイトなどに掲載されている部屋の情報はスクリーンショットなどして保存しておきましょう(訴えたときなどに証拠として使えるかも)
・Minimumstay(ミニマムステイ)の期間をなしに知ってもらって別の家を探しましょう
・部屋を決める際、お互いの確認のためにメールなどで履歴を残しておきましょう
ケース④
・大家からセクハラされた。
残念ですが、ちらほら聞く事案です。
ただ、これは犯罪です。すぐに警察や周りの人に助けを呼んで下さい。
対策
・部屋を決める時オーナーがどんな人なのかしっかり会って見極めましょう
・シェアハウスの男女比率をしっかり確認しましょう
・女性が自分だけの場合は慎重に決断しましょう
ケース⑤
・シェアメイトが断り無く私物を使ったり部屋を汚したりし、注意しても聞き入れてもらえなかった。
最低ですね。
ほとんどの方がシェアハウス、シェアルームに住むので、ほぼ間違いなく他人が住んでいます。
こういったトラブルは、外国人だけでなく日本人同士でもトラブルが多いので、日本人同士だからといって安心せずにちゃんと用心して下さい。
対策
・自分の物はしっかり管理する(出しっ放しにしない)
・鍵を掛けられるものは全て鍵を掛ける
・オーナーに報告・相談する
・先にいた入居者ならオーナーに前の人がなぜ出て行ったのかなど聞く
・注意しても変わらないなら新しい家に引っ越す
ケース⑥
・ゴキブリが出るなどの不衛生な環境で、大家に訴えても相手にしてもらえなかった。
私もあります!しかも大量に出る家に住んだ事があります。
綺麗なマンションでオーナー日本人なのにそういう事がありました。しかもオーナーは平気で生活してるというカオスな空間に1ヶ月間ほどいました。
対策
・契約する前に部屋の隅々まで細くチェックする
・殺虫剤などを用意して自分の身は自分で守る
職場関連 原文
・スーパーのレジ打ちとして稼働中、雇用主に「レジの金を盗んだ」として泥棒扱いされ、不当に解雇させられた。また、それまで働いた分の賃金も払ってもらえなかった。
・当初の説明よりも低い給料しかもらえず、違法な残業を課せられた。
・街で「稼げるアルバイト先を紹介してあげる」と声をかけられて話を聞くと、「登録料」として数百ドル請求され、言われるがままに振り込んだがその後音信不通になった。【対処法】
稼働前に職場の環境を確認しましょう。雇用先と契約書を交わし、給与の金額や支払時期について明確にしておきましょう。職場にタイムシート等が無い場合は、稼働時間について後に確認できるようにしておきましょう。
また、オーストラリアでの治療費は非常に高く、いったん入院すると数万ドル請求されることも珍しくありません。必ず海外旅行保険に加入してください。
職場関連 対策
ケース①
・ファームで農作業中に怪我をしたが、治療費を全額自己負担させられた。
木に登って果物を取ったりするような仕事は、結構切り傷とかも多くなります。
また、かなり危ない機材を使うことも多いので十分に注意してください。
対策
・悪徳なファームが多いです。事前にファームの情報をしっかりと収集する
・海外保険は必ず加入しておく(オーストラリアは治療費など高額です)
ケース②
・スーパーのレジ打ちとして稼働中、雇用主に「レジの金を盗んだ」として泥棒扱いされ、不当に解雇させられた。また、それまで働いた分の賃金も払ってもらえなかった。
かなり悪質な事案ですね。
働き始める前にオーナーや管理者がどんな人間か確認しておきましょう。
対策
・オーストラリア政府に報告する
・現地にいる日本人向けの弁護士に相談する
・職場で仲の良い人を作っておく(相談したり自分が1人にならないように)
ケース③
・当初の説明よりも低い給料しかもらえず、違法な残業を課せられた。
結構よくある話です。特に賃金が最低賃金より低いことや説明よりも低いことは多々あります。
個人経営のお店より大きいところを選んだ方がいいかもしれません。
対策
・オーストラリア政府に報告する
・求人票などスクリーンショットなどして証拠を残しておく
・すぐに辞めて他の仕事を探す
ケース④
・街で「稼げるアルバイト先を紹介してあげる」と声をかけられて話を聞くと、「登録料」として数百ドル請求され、言われるがままに振り込んだがその後音信不通になった。
これはオーストラリアに限らず、日本でもどの国でもある話でしょう。
対策
・うまい話には乗らない
・お金は振り込まない
・日本でも海外でも注意することは同じ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は【トラブル多発】オーストラリア ワーキング・ホリデー制度による渡航者へのご注意をご紹介させて頂きました。
ワーホリ中の方も準備中の方も覚えておいて欲しいのは、外国人は日本人を好きな人ばかりではないということです。
日本人しかりアジア人を馬鹿にしている人は少なからず居ますし、舐められることもあります。
特に日本人は謙虚とか自信なさそうとか思われていますし、実際にそうなので強く言われがちです。
大事なことは自信を持ってハッキリと自分の意見を主張することです!
嫌なことは嫌!ダメなことはダメ!
日本にいる時より主張は強くハッキリとです!
ワーホリ中のトラブルは正直言って多いです。
そのトラブルのどれもが誰も何もしてくれないものが多いです。
警察は何もしてくれないとか誰も助けてくれないと泣き寝入りせざるを得ない事がほとんどです。
しっかりと情報を集めトラブルを未然に防ぐ努力や自分で自分を防衛しなければいけないことを理解しなければなりません。
自分の身は自分で守るようにしましょう!
ただし危ないことや事件は必ず、警察や信頼できる人に相談するようにしましょう!!
AKI
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